2013年11月21日

オーストラリアとフランスが入れ替わったら

先日、不思議な夢を見ました。オーストラリアとフランスが入れ替わっていたのです。何らかの理由でオーストラリアとフランスが国土を交換することになり、今フランスがある場所にオーストラリア人が全員移住し、オーストラリアという国家をつくり、今オーストラリアがある場所にフランス人が全員移住し、フランスという国家をつくるのです。

それ以外のことは思い出せないのですが、実際にそれが起きたことを想像すると面白いです。

みなさんはどちらのほうが得をすると思いますか?

フランス人はより広い国土を手に入れることになります。グレートバリアリーフなどの美しい海岸線も手に入れて、第2のニースとなるようなリゾート地ができるでしょう。ワインの生産もオーストラリアではできますから、ボルドーやブルゴーニュの葡萄を使った新しいワインが生まれるかもしれません。8月に1ヵ月もバカンスを取る国なので、オーストラリアの国土を十分に満喫するでしょう。イギリス人と隣り合わせなくてもよくなることも嬉しいでしょうね。(笑)

オーストラリア人にとって一番のメリットはヨーロッパの真ん中という抜群な地理的条件です。ヨーロッパの一員になれ、EUに所属すれば経済的には有利です。さらに、イギリスの隣国になれること。オーストラリア人の多くは先祖がイギリス人ですからイギリスには親戚も多くいます。今までよりずっと容易に会いに行くことができるようになります。

これは文化的にも経済的にも大きな意味があります。英語圏の国が2つ並ぶのです。イギリス人の多くはこの新オーストラリアに移住し働くでしょうし、オーストラリア人の多くもイギリスで働いたりと2国間の交流がさかんになり、新しい文化圏が登場します。イギリス人の多くは新オーストラリアの南海岸(旧南仏)で過ごし、太陽と戯れることによって性格が明るくなります。そしてパリ。今の形を残したまま民族だけが移動するということなので、エッフェル塔も凱旋門も残っています。この美しいパリをオーストラリア人は手に入れるのです。ロンドンはニューヨークに敵わず、パリが唯一ニューヨークと競える国際的な文化都市だったのですが、英語圏でなかったために世界一の地位をニューヨークに奪われていました。しかし英語圏となれば話は変わります。

パリや(旧南仏)を舞台にした明るい映画(今までのイギリス映画は暗かった。笑)をイギリスーオーストラリア連合はどんどん作るようになり、ニューヨークやカリフォルニアの映像で世界を魅了してきたハリウッド映画の前に立ちはだかります。

北アメリカ文化が英語圏を支配し、世界も支配していた状況を変えるのです。

フランスはフランスで豊富な資源のある広大な国土を手にしたことで経済大国になります。人口も旧オーストラリアに比べて大幅に増え、ニューカレドニアやケベックからの移民も受け入れ、フランス語圏の大国となります。広大な国土を持ちながらも文化的に乏しかったオーストラリア人に比べて(笑)フランス人は文化的にも洗練された国を作り上げます。

ということで、北アメリカを退けて、新オーストラリアと新フランスが世界の覇者となっていきます。

この取引は双方にとってメリットのあるものとなるでしょう。


英語が話せるようになる秘訣のひとつは、想像力です。

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Posted by 伯宮幸明 at 23:32

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